金属の生態系を支える金森合金の技術
不要なものを必要なものに。目指すのは100年後も役に立つものづくり
「循環型ものづくり」実現の秘訣は、自社内精錬の技術。通常は金属精錬会社が行う日本産業規格に基づいた「素材づくり」と、鋳物会社が行う「ものづくり」を一気通貫で行えるのが金森合金の強みです。大手では難しい小ロットの発注や、細かな要望にも柔軟に対応します。
時代によって必要なものは変化します。そんな中でも、金属素材を循環させることで時代に応じて長く使えるものを作りたい。手に取る人のことを考え、安心・安全に100年後も使用できるものづくりを目指しています。
ハイアット セントリック 金沢
アルミ缶から生まれたテーブルウエア
ハイアット セントリック 金沢で宿泊客に提供している、使い終われば廃棄されてしまうミネラルウォーターのアルミ缶。これを金森合金で回収、リサイクルし、ホテルの食器として使えるアルミの箸置きやお皿などのテーブルウエアへと変化させました。
FLOW
段ボール「1箱」が人をつなぐ。
ヒト・ハコプロジェクト
金属廃材が出るのは企業のみではありません。金森合金は、企業の金属廃材だけでなく、家庭から出る金属ごみも大切な資源として再活用します。
金森合金では、独自のライフスタイルブランド「KAMAHACHI」を展開。「針のない剣山」を中心に、さまざまな生活のアイテムを製作・販売しています。
この「KAMAHACHI」の商品に、家庭から出る金属ごみを活用できるのです。
たとえば、不要になったフライパン を段ボールに詰め、金森合金に送ります。この大切な資源は金森合金の技術によって、銅製品は「針のない剣山」/アルミ製品は「テーブルウエア」などに生まれ変わります。
家庭ごみから、日用品へ。捨て てしまっていたものが、形を変えて生まれ変わり、再び人の手に渡る。そんな「ヒト・ハコプロジェクト」に、あなたも参加してみませんか。
ものづくりを体感できる。さまざまな教育プログラム
金森合金では、鋳造技術を体験できる教育プログラムをご用意しています。砂型製作や刻印を体験することで、ものが作られる工程や、資源が生まれ変わることの大切さなど、「ものづくり」を肌で感じられます。江戸時代から継承する伝統的砂型鋳造を、鋳物工場で実際に体験できるのも大きな魅力。アルミ合金を鋳込む工程などを見学できるコースもあります。ものづくりの現場から生まれるものづくり体験。是非一度お足を運びいただければ幸いです。