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兼六園一般開放150周年〜次の150年に向けた循環型プロジェクト〜

更新日:5月30日

2024年4月25日(木)

今年一般開放から150周年を迎える兼六園は、開園記念日にあたる5/7に霞ケ池の内橋亭で記念茶会を開催します。そこで使う茶道具の菓子切りを、兼六園から廃棄となる廃材・アルミ缶から製作し、振る舞うおもてなしのプロジェクトが始まりました。


茶都・金沢ならではの循環型ものづくりで名園の魅力を伝え、茶会の収益の一部は能登半島地震の義援金にも充てられます。江戸時代から継承する金森の精錬技術も、いろいろな所で役に立つと良いなと思います!


北國新聞朝刊


■製作フロー

①兼六園で廃棄となる廃材・アルミ缶を回収し、しっかり水分をとばし乾燥させます。



②菓子切りのデザインを選び、砂型を製作します。



③約800℃で溶解し、インク成分など不純物を除去して精錬したアルミ合金を製品に流し込みます。



④完成



⑤5月7日(火) 一般開放記念日に開催された内橋亭での茶会でお使いいただきました。



■菓子きりとは

和菓子を食べる際に切って口に運ぶ茶道具で、金沢ではフォークや楊枝がわりに使われます。

アルミ鋳物は熱伝導率が大変良い金属のため、魚はバターナイフとしてもお使い頂けます。


■デザイン

茶釜の名匠 宮崎寒雉氏、銅鑼と砂張の名匠 魚住安信氏との三者から生まれた菓子きりをアレンジし、CLASKA Gallery & Shop "DO"との協業デザインで開発しました。

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