DESIGN PROTOTYPE|Milagro(アートコンソーシアム MAQUIS)
- 株式会社金森合金 24代目 高下裕子

- 4 日前
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更新日:3 日前
#DESIGNPROTOTYPE #アートパーツ #金属工芸 #デジタルファブリケーション
2026年1月
金森合金では、受け継がれてきた砂型鋳造の技術を、現代の表現活動や新しい価値創造へと接続する取り組みを進めています。
今回ご一緒したのは、アートコンソーシアム MAQUIS によるアートパーツ制作プロジェクトです。作品の一部となる金属パーツを、伝統技術と現代的な制作工程を組み合わせて製作しました。
モチーフとなったのは、メキシコで願いや祈りの象徴として親しまれてきた「ミラグロ」と呼ばれる小さな装飾パーツです。今回はその文化的背景に敬意を払いながら、オリジナルデザインとして再構築。手描きで生まれた線や形をもとに3Dデータ化し、立体原型を制作。その原型をもとに、私たちの砂型鋳造技術によって金属へ置き換えました。
手描きの自由なニュアンスと、鋳物ならではの重量感や質感が重なり合うことで、単なる複製ではない新しい造形表現が生まれています。デジタル技術と職人の手仕事は対立するものではなく、互いを補完し合う存在です。金森合金はこれからも、歴史ある鋳造技術をアートやデザインの現場へひらき、多様な創造と結びつけながら、新しい金属表現の可能性を広げてまいります。



MAQUIS による本プロジェクトでは、メキシコの民間信仰や装飾文化の中で親しまれてきた「ミラグロ(Miragro / Milagro)」を着想源に、オリジナルのアートパーツを制作しました。ミラグロは本来、“奇跡”や“祈り”を意味し、身体、心臓、動物、植物などさまざまな形で願いを託す小さな金属装飾です。本作では、その精神性を受け継ぎながら、現代的な感覚で再編集しています。
デザインは手描きのスケッチから始まり、線の揺らぎや即興性をそのまま活かしながら3Dデータへ変換。さらに立体原型を制作し、金森合金の砂型鋳造技術によって金属化しました。手描きならではの柔らかさと、鋳造による確かな存在感が同居する独特の表情が魅力です。
完成したパーツは、単体でも小さな彫刻のような佇まいを持ち、アクセサリー、オブジェ、インスタレーションなど多様な作品へ展開可能です。文化的モチーフ、現代アート、工芸技術が交差することで生まれた本作は、過去から受け継いだ祈りの形を、現代の感性で再び息づかせる試みとなっています。
《Event》
大小島真木 個展 渦き Resonant Wounds
会期:2026年1月17日(土)- 2月14日(土)
オープニングレセプション:1月17日(土)17:00 - 19:00
トークイベント:1月24日(土)18:00 - 19:00
登壇者:大小島真木、辻陽介、石倉敏明(人類学者)
会場:ANOMALY
東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex I 4F ANOMALY
《Milagros》
MAQUIS(大小島真木・辻陽介・久山宗成)
製作協力:株式会社金森合金、竹俣圭清

◾️MAQUIS PROFILE
アートコンソーシアム「MAQUIS(マキス)」は、アーティストの大小島真木、辻陽介、久山宗成(Donald)などによって構成されるアートユニット、またはプロジェクトチーム。
2023年「大小島真木+MAQUIS」名義で、六本木アートナイト2023にて作品《SHUKU》を展示発表。2025年 KAAT EXHIBITION 2025
大小島真木個展「あなたの胞衣はどこに 埋まっていますか?」にてミラグロシリーズの一作目を発表。2026年 大小島真木個展 ANOMALY「渦き Resonant Wounds」にてミラグロシリーズの第二作目を発表。



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