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DESIGN PROTOTYPE|真四角書体表札(加納 佳之氏コラボレーション)

更新日:37 分前

#DESIGNPROTOTYPE #アートパーツ #金属工芸 #デジタルファブリケーション


2026年5月

金森合金では、長年にわたり培ってきた砂型鋳造の技術を、現代の暮らしへどうつなげていくかを常に考えています。工業製品や建築金物など、社会を支える裏方として磨かれてきた鋳造技術は、量産品では表現しにくい質感や存在感、小ロットならではの柔軟なものづくりにも力を発揮します。


今回取り組んだのは、書体デザイナー加納佳之氏 による「真四角書体」を用いた表札制作です。

江戸時代に、粋な隠し文字として、また家紋や半纏の紋様などに使われていた「角字」に着想をえてデザインされたモダンなフォントと、金属鋳物ならではの重厚感を掛け合わせ、住まいの顔となる新しい表札を目指しました。


原型制作には3Dプリンターを活用し、デジタルならではの精度と自由度を確保。その後、私たちの砂型鋳造技術によってアルミニウムや銅へ置き換えることで、手触りや経年変化まで楽しめる素材へと昇華しています。新しい技術と古くから受け継がれてきた職人技は対立するものではなく、組み合わせることでさらに豊かな表現が可能になります。

表札は日々の暮らしの中で、最初に目に触れる小さな建築要素です。だからこそ、既製品ではなく、その家らしさや人柄がにじむものにする価値があります。金森合金は、こうした身近な製品の中にも鋳造の魅力を宿し、伝統技術を現代生活の中で生かしていく取り組みをこれからも続けてまいります。


■表札概要

「真四角書体表札」は、書体デザイナー加納 佳之氏が手掛ける、親しみやすさと整然とした美しさをあわせ持つ「真四角書体」を用い、金森合金 の砂型鋳造技術で仕上げたオーダーメイド表札です。文字の角や余白のバランス、均整の取れたシルエットが特徴で、和風・洋風・モダン住宅を問わず幅広い外観に自然になじみます。

製作は、まずお名前やご希望のレイアウトをもとに3Dプリンターで原型を作成し、その形状を砂型へ反映。精錬したアルミ合金や銅合金を流し込み、一点ずつ丁寧に鋳造します。アルミニウムは軽量で扱いやすく、シャープで現代的な印象に。銅は落ち着いた重厚感があり、使い込むほどに風合いが深まる素材です。それぞれ素材ごとの魅力をお選びいただけます。


鋳造ならではのわずかな揺らぎや表情は、工業的な大量生産品にはない味わいです。住まいの入口に設置することで、訪れる人に印象を残し、日々帰宅するたびに心地よさを感じられる存在となります。文字デザイン、素材、仕上げの組み合わせにより、世界にひとつだけの表札として長くご愛用いただけるプロダクトです。伝統技術と現代デザインが出会って生まれた、新しい住まいのシンボルです。



加納佳之 PROFILE

書体デザイナー、タイプファウンダリー「もじとデザイン社」代表。日本語をはじめ東アジアの文字を対象に書体設計を行う。江戸時代の図案文字「角字」に着想を得て、現代の書体として再構成した真四角書体(Mashikaku®)を展開。書体を起点にプロダクトへ展開し、暮らしの中で文字が自然に息づくあり方を探っている。














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